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夢を見た話

By 文系なArduino 2015年2月2日月曜日
最近、夢を見る。今回は興味深い夢だったので記録する事にした。

1、ツーリング中におっさんに出会った話
 坂道の多い横浜のような場所を自転車で走っていた。蝉の声の響く暑い日だったと思う。私はどこかに向かって自転車をこいでいた。すると平行して自転車で走って来たおっさんに声をかけられた。「やあ」そんな軽い一言で始まった会話だった。それから雨が急に降り出しておっさんは自転車を止めてカッパを着はじめた。自分はぬれたままだった。おっさんは自分と奥さんの出会い、奇怪な出会い。奥さんを愛している事を語ってくれた。私は汗水流しながら自転車を必死にこいでいたが、その微笑ましいはなしにうきうきしていた。おっさんはどうやら金沢文庫に行く予定があったが、人身事故の影響で遅れたらしい。自分もちょうど金沢文庫に向かっていたのでその話をした。
 短い時間の間におっさんと親しくなり、年を重ねたおっさんの口から出てくる経験に耳を傾けて楽しむようになってきたところであったが、分かれる事になった。ちょっと寂しかった。私は自転車のペダルを引き続きこぎ続け、汗を流し続けた。蝉の声が心地よい。
 
2、中華料理
 あれからどれくらい時間が経っただろうか。腹が減った。途中で中国人達が忙しく働いていそうな。片言の「いらっしゃいませー」が聞こえてくるような中華料理店を通過した。おなかもすいて来たし、どこかで中華料理を食べる事にした。するとパチンコ屋に隣接したような中華料理店を見つけた。中国人の経営するような中華料理店ではない。がんこそうな親父が営んでいるそんなところだった。パチンコを打っていそうなお客、サラリーマンが各々の注文した料理を味わっていた。私はお一人様向けの椅子に座った。店主は渋い声で尋ねて来た「注文は?」。何となく油淋鶏丼という物を注文してみた。店主は渋い顔をしただけで返事はなかった。嫌そうなのか、それが了承を表しているのか私を不安にさせた。
 待っていると、となりに8歳の男の子が隣に座ってこう言う「なんで中華料理はこうなんだ・・・」。彼の目の前にはお椀に盛られた白米と、大盛りの野菜炒めが置かれていた。中華料理であれば何も文句の付けようのない組み合わせなのに、彼にとって不満なようだった。私は説明する「中華はいろいろな素材を混ぜ、油で炒める。和食は素材ごとにわかれたように小鉢によそるから違うかもね」そんな切り口で話しかけてみた。少年はそれを理解したようなそぶりを見せて、おいしそうに食べ始めた。中華料理の水と、和食の水の関係性を説明したかったがやめておいた。私は油淋鶏を食べに来たのだ。
 
3、人形の家
 おなかを満たすと、友人の家に向かった。ここでは魑魅魍魎な経験をする。友人宅に上がると友人と見知らぬ女性が居た。友人の名前はKとしよう。Kは青ざめた表情をしながら私とたわい無ない会話をしていた。しかし、私の視線は女性に向いていた。人ではない何かを感じたのだ。突然Kが私に迫って来た。緊張と不安の表情のKは、私を壁際まで追いつめた。私に逃げ場はない。突然女が語り始めた「私は人形だ」と。美しい女性だったが、その冷たい表情は確かに人形だった。私は恐れよりも先にKの心を読んでいた。こいつはこの女に恋い焦がれている。そう思考を巡らす間に、老人に襲われた。それもまた人形だった。私は攻撃をかわし、その老人形を片手でつぶす事にした。攻撃は成功。老人形はうなり声をあげていたが、構わず破壊した。
 
3、無人の美容室
 私は無人の美容室に居る。さて、先ほどはKの家に居たのに。なるほどこれが夢なのだ。私はメモを取り出して記録する事にした。夢で夢を記録する。意味のなさない記録方法だろう。しかし、私はそれに成功した。だからこうして夢を綴ることができたのだ。
 突然美容室の従業員達が入って来た。不審な思いを持った顔をされたが「こんなに熱心なお客様もいらっしゃるものですね」。私は焦ったが深い動揺はその一言のおかげで落ち着いた。ともかく私は夢の記録に集中した。ただ美容室なので注文だけはしておいた。迷ったがひげ剃りだけお願いした。私はむさぼるようにぼろぼろのノートに記録する。要点がまとまったところで店員が私の名前を呼んで、席に座らせた。

夢はこの辺りで覚めた。ここまでリアルな夢も珍しいのでここまで書いてみた。ただそれだけかもしれない。しかし、私の気持ちはさわやかだ。満たされたきもちがする。だが、二度寝をしよう。おやすみ

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文系なArduino

Aduinoとraspberry PiとWebサービスで食べている「文系」です。マレーシアとシンガポールを拠点としてITコンサルタントとしても活躍し、中国語教師としても活躍中の身でもあります。IT農業をシンガポールで始めようと計画中です。

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